CAREER STORY
新卒入社編
01常駐管理
森川MORIKAWA
首都圏第2支社 神奈川グループ
管理所長
2012年入社
1年目
オフィスビルの
常駐管理&巡回管理を担当
印象的だったのは、想像以上に新入社員研修が充実していたことです。設備メーカーを訪れ、機器を分解して中の仕組みを教えてもらう研修もあり、設備に関する理解が短期間のうちに深まりました。また、研修期間中に危険物取扱者乙種第4類、第二種電気工事士、消防設備士甲種第4類の3つの資格試験に合格※。自信を深めることができました。
最初の配属先で担当したのは、所員8〜9名でのオフィスビル2棟の常駐管理と1棟の巡回管理。夜間に大きな地震などがあった際には、さらにもう1棟の点検も行っていました。それぞれのビルで設備が異なるので、幅広い設備について学べたのが良かったです。ひとつ上の先輩が優秀な方だったので、「1年後には自分もここまで成長しないと!」という気持ちがモチベーションになり、いろいろ積極的に学んでいました。
※ 研修は年度によって異なります。
2年目
オフィスビルの常駐管理を担当
異動により大型ビルの常駐管理に。ここでの所員は8名。管理する設備も大型化しましたが、管理の基本は異動前のビルと変わらなかったため、すんなりと業務に慣れることができました。一方で、このビルに異動してからは見積作成や月次報告書の事務業務も任せてもらえるようになったので、仕事の幅が広がっていくことが嬉しかったですね。
私が管理を担当している間に、このビルはオーナー様が2度変わりました。その際に、新しいオーナー様にお渡しする工事履歴などの書類の準備や、官公庁への変更届の提出を担当。オーナー様の変更は頻繁にあることではないので、貴重な経験ができたと思っています。
8年目
オフィスビルの管理所長に
所員8〜9名で常駐管理するビルの所長に。20代で所長になったので正直不安もありましたが、事前に所長研修で学んだことを活かし、所員のマネジメントや育成、そしてオーナー様やテナント様との関係性構築を進めていきました。
所員はそれぞれ、仕事への想いや個性が異なるものです。貪欲に成長していきたいと考えている人もいれば、ルーティンワークに淡々と取り組むことを好む人もいます。そうした一人ひとりの特性を見極めながら、所員の育成やより良いキャリアを支援していけたらと、所長になった当初から思っています。当時一緒に働いていた所員が、今もさまざまな職場で活躍している話を聞くと、非常に嬉しい気持ちになります。
12年目
商業ビルの管理所長に
現在はターミナル駅近くのショッピングセンターで、管理所の所長をしています。所員は9名です。
飲食店や小売店などの商業テナント様は、オフィスのテナント様とは契約が異なることが多いもの。たとえば空調機に不具合が生じた際の対応費用は、オフィスなら通常はオーナー様が支払いますが、商業施設ではテナント様の負担となるケースがほとんどです。また、このビルでは東京不動産管理が管理組合業務も請け負っています。そうしたオフィスビルとの違いや管理組合業務を、最初はひとつずつ学んでいきました。
商業ビルでは日々たくさんのお客様が来場されるので、思いもよらぬクレームが寄せられて驚くこともあります。もちろん、クレーム対応は楽しい業務ではありませんが、「そういう視点があったのか」という気づきも得られます。
02経営企画部
櫻井SAKURAI
経営企画部
係長
2013年入社
1年目
オフィスビルの
常駐管理&巡回管理を担当
最初の配属先となった九州支店では、所員3名でオフィスビルを常駐管理し、2棟を巡回管理していました。私自身の主な担当は巡回管理物件。首都圏の管理物件とは異なり、工事案件の現場管理や工程管理も担うことがあり、ビル管理だけではない業務も学べました。
支店長からは「担当しているビルのすべてを把握し、総合的な観点でオーナーに助言するのがビル管理のプロである」と言われており、その姿勢は、今でも大切にしています。
社会人1年目で感じていたのは、「意外にプライベートな時間も確保できる」ということ。「社会人は仕事で忙しく自分の時間は限られるもの」という入社前の想像に反し、学業、研究室、部活、アルバイトと予定が目一杯に入っていた学生時代よりも余裕が生まれていました。
プライベートでは、地元の社会人サッカーチームに所属していました。私と同様に転勤者が多いチームだったので、今でも東京で定期的に集まっています。
5年目
人事部育成企画グループに異動
九州支店での3年半を経て人事部に異動となり、新設された育成企画グループに加わりました。このグループの主な目的は、設備管理の技術面に特化した教育研修を構築すること。新卒社員や既存社員に対してどのような研修を行うべきかを整理し、増床が決まっていた研修センターで実現できる内容などを検討していました。
また、人事部所属になったので、現場にいるころより会社の規程やマニュアルに意識して向き合う機会が多くありました。このときの経験が、現在の業務でも役立っています。
6年目
育成企画グループが品質管理部の所属に
組織変更で品質管理部に異動しましたが、業務内容はそのまま引き継ぐことに。そのため、引き続き研修プログラムの構築を進めていました。
プログラムをつくるなかで、若手従業員からは「設備点検の基本的な作業を体験できる研修をしたい!」という声が出ていました。そのような声も踏まえつつ、当社の設備員が最低限備えておくべき技術や研修センターで実現できる可能性も考慮して、現在も実施されている「技術スキルセミナー」の骨格をつくりあげていきました。
また、品質管理部の業務として、ビル管理の品質をチェックするインスペクションも行いました。ビル管理に携わっていたときはインスペクションを受ける側でしたが、今度は反対に実施する立場に。「東京不動産管理として実現すべき管理の品質レベル」について、改めて考え直す良い機会になりました。
7年目
経営企画部に異動
経営企画部の役割は、予算管理から決算情報の開示、事業計画、株主総会の運営、社内報の作成など多岐にわたります。
上場企業と異なり情報開示の決まりや定めは少ないですが、私は従業員に対する透明性の高い情報開示が大切であると考えています。
経営状況や事業計画を分かりやすく伝えることで、従業員の自分ごと化や働きがいへつながると思っています。
私が最初に担当した業務は、中期経営計画を全従業員へ周知することでした。各支社・支店へ赴いて説明する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により計画は頓挫……。急遽e-ラーニングのシステムを活用して閲覧してもらう構成に内容を変更しました。
最近では、決算や事業計画資料を公開すると大多数の従業員が見てくれています。従業員が理解しやすいように工夫しながら資料を作成していますので、会社の経営や状況などに興味をもっていただけたら嬉しく感じます。